シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~
シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~ » 終・マイホームはやっぱりレンガ造り これでオオカミなんかこわくない » 平屋で建てるレンガの家

平屋で建てるレンガの家

レンガの平屋、その事例と口コミを大調査

レンガの家にも木造住宅やコンクリート住宅のように、様々なバリエーションがあります。2階建てはもちろん、平屋の建築も可能です。平屋といえば昨今、メリット面と社会背景などが合致し、高い注目を集めるに至っています。そんな平屋をレンガで建てた事例や口コミ、ポイントなどをまとめました。

レンガで建てる平屋の施工事例

平屋がレンガの優雅さをフューチャー

レンガの平屋の施工事例01

引用元:三陽ホーム公式ホームページ
URL:https://www.sanyohome.info/blank-3

レンガの平屋は、レンガの持つ重厚感が平屋となることでよりフューチャーされ、平屋の趣に特別感・非日常感がプラスされています。そのポイントが、通用門から玄関までの空間です。レンガの平屋の場合、「通路」ではなくレンガの家を楽しむための空間として過ごせます。

周囲と調和したレンガの平屋

レンガの平屋の施工事例02

引用元:住まいの発見館公式ホームページ
URL:https://www.hakkenkan.co.jp/works/w_37/

周囲の自然と調和したレンガの平屋です。周囲に溶け込んでいるのも、平屋である点に加えて暖かみのあるレンガだからこそでしょう。もちろんただ周囲と溶け込んでいるだけではなく、家の中は開放感と採光を意識しています。

高い屋根を持つ平屋だからこそ、リビングはまるで吹き抜けかのような雰囲気となっており、かつロフトを用意することで収納力をカバーしているのがポイントです。

贅沢な自然空間を演出しているレンガの平屋

レンガの平屋の施工事例03

引用元:自然住宅館公式ホームページ
URL:http://shizenhajutaku.co.jp/case/贅沢な自然空間!・・・夫婦2人の広々平屋/

自然空間との共存をテーマにしたレンガの平屋は、まるで映画に出てくるセットのような贅沢な空間を演出しています。立体感と大きな窓を持つ平屋は、レンガだからこそ似合う雰囲気を生みだしました。

庭には植栽、ベンチなど優雅な時間を楽しむための環境が用意されています。家の中も屋根の部分を上手くリビングに合わせて開放感を演出するなど、細かい部分において工夫が見られる住宅です。

レンガで建てる平屋のポイント

通風面への配慮

基本的に平屋は、2階建ての家よりも通風に気を付ける必要があります。2階建て住宅の場合、窓が多くなるので風通しが良くないと快適とは言えません。一般的に1階はプライバシーへの配慮から、締めきっているというケースも珍しくないでしょう。

しかし、2階は周囲の視線が届きにくいので、窓を開けっ放しにしやすいのがメリットです。しかし、平屋はあくまでも1階部分のみ。ましてや周囲からの視線やプライバシーを意識し、締めきってしまいがちになります。風通しは悪くなるので、空気がこもりがちになるでしょう。

レンガは蓄熱性が高い点も特徴なので、通気性が悪いと家の中に熱がこもっていしまいます。暑い時期などは家の中に熱がこもってしまい、熱中症リスクを高めてしまうことにもなりかねません。通気性は緻密に考えておきましょう。

採光に関して

レンガの家は蓄熱性が高いのがポイントです。採光に関しても、気を付けけなければいけません。

採光は家の中の明るさを決める大切な点のひとつです。レンガの平屋で採光性が高すぎると、家に取り込んだ光・熱がすぐに外には逃げません。一般的に、レンガの蓄熱性は10時間程度とされています。昼間、太陽が出ている間に取り込んだ熱が逃げるのは夜になるでしょう。

熱が残り続けると、夜になって急に暑いと感じるケースもあります。寒い季節であれば大きなメリットとなる特徴ですが、暑い季節の場合、健康面への影響も免れない大きなリスクとなってしまう蓄熱性。うまく熱を逃がす設計を取り入れることも大切です。

拡張性に関して

木造の平屋の場合、いざとなればリフォームが可能です。拡張性もあるので、平屋を建ててみたもののしっくりこないという場合、二階建てへのリフォームも決して不可能ではありません。

しかし、レンガの平屋の場合、リフォームは基本的に難しいのがデメリットです。拡張性は高くないので、「もしも思ったものと違うならリフォーム」「いずれはリフォームを」とはいきません。用意されている選択肢はリフォームではなく建て替えのみとなっているので、建築当初の計画は緻密に行う必要があります。

コストに関して

レンガに限らず、平屋は2階建ての住宅よりもコストが高くなる傾向にあります。その理由として屋根と基礎工事です。屋根、そして基礎工事は住宅建築において費用が掛かる部分ですが、平屋の場合だと敷地面積が広くなりやすく基礎工事費用がかかります。屋根も大きなものになりやすいので、こちらも費用がかかるのがデメリットと感じるかもしれません。

レンガの場合、建設費用が高くなる傾向にあります。レンガと平屋の組み合わせの場合、想定外の予算がかかるケースがあることも覚えておきましょう。

平屋の特徴

2階がないからこその負担軽減

平屋は1階建ての住宅なので、階段の上り下りがありません。年齢とともに体力が衰えていくので、2階建てにしたとしても、次第に2階そのものに足を運ぶ機会が減少します。結果、2階建てでありながら1階部分しか使用せず、2階に関しては子供が来た時に足を運んでもらうだけ。そのようなケースも珍しくありません。

平屋であれば階段の上り下りがないので、2階がデッドスペースとなる事態を防げます。身体に負担をかけることもなく、家のすべてにアクセスできる点は平屋ならではの特徴です。

コミュニケーションが取りやすい

平屋は家族間のコミュニケーションを取りやすい点も特徴です。2階建て住宅の場合、1階と2階は遮断されてしまいます。プライバシーの確保という点では優れていますが、2階に子供部屋を用意した場合、玄関からそのまま2階にアクセスできてしまうのは避けたほうが良いでしょう。

子供が帰ってきたことに気づけない設計だと、コミュニケーションが希薄になってしまう可能性があります。平屋の場合は1階のみなので顔を合わせやすく、コミュニケーションを取りやすいのがメリットです。ただし、この点はプライバシーの確保とは相反する特徴でもあります。コミュニケーションとプライバシーをいかに両立させるのかも、平屋を建てる上でのポイントです。

災害に対しての安定性

平屋は一階建てなので、2階建ての住宅よりも安定性があります。そのため、災害に強いとされているのが魅力です。レンガは耐震性が高いことから、レンガの平屋となればより高い耐震性が期待できるでしょう。地震の多い日本において、耐震性を含めた災害対策は必須です。レンガと平屋それぞれ耐震性の高さが特徴ですが、それぞれが重なり合うことでより大きな効果が期待できます。

施工業者選びが大切

平屋は昨今、人気を集めつつあるとはいえ、全ての業者が平屋の施工を行っている訳ではありません。ましてや実績のある業者となれば、より数が絞られます。平屋、あるいはレンガに限らず、マイホーム建築は業者選びがとても大切です。レンガの平屋となれば、両方に対応している業者を探さなければなりませんので、選択肢も決して多くはないでしょう。

しかし、妥協して業者を選んだ場合、思い描いていたレンガの平屋とは異なるマイホームとなってしまう可能性もあります。

レンガで建てる平屋のまとめ

レンガの平屋は決して不可能ではありません。それぞれ特徴を持つ両者が合わさることで、大きなメリットが得られるでしょう。施工事例を見ても分かるように、レンガの平屋を実際に建ててくれる業者もいます。平屋のレンガに興味のある方は、施工実績のある業者に相談してみると良いでしょう。

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